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出会えた命の足跡
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2019年07月15日 (月) | 編集 |


私が王国に入って1年目で、初めて生後2カ月の子犬を担当したのが、このセントバーナードのボス5世でした・・

当時、一番信頼していた先輩が中標津に異動になり、「ムツさんに言ってあげるから、フルゾノも中標津においでよ!」と声をかけてもらいましたが、その矢先にボスが来たので、私はこの子を最期まで看取るまで絶対に王国を辞めない・・という信念をもちました・・。
・・・と言っても、すでに6匹の犬を担当していて、簡単に移動や辞めたりもできないし、バーナードの寿命は長くても10歳いくかいかないか・・と思ってました・・

ボスは先代のバーナードに比べて小ぶりで、最盛期でも55キロしかならなかったですが、それでも私と同じくらいの体重なので、寝たきりになると独りで運ぶのは、とにかく大変でした・・

性格は穏やかで、自分からケンカをすることはほとんどなく、誰からも愛され、優等生でした・・。
逆にボス以外に、ケンカっぱやい手のかかるピレネーや、脱走したりする犬がいたからか、必然的に優等生にならざるを得なかったのかもしれません・・

ボスは王国にとってシンボル的な存在ということもあり、必ずイベントになると、ボスのまわりにはいつも人だかりでいっぱいでした・・。

ボスもその役割を認識しているのか、大人しくジッとしていて、たくさんの人に触られてると、横にいる私までが人だかりで押しのけられ、ちょっと離れた場所でその光景を見ていると、ボスは私がいないことに気づき、、立ち上がってキョロキョロと私を探すので、「ここにいるよ~・・」と声をかけると、安心してまた伏せて、仕事に従事している・・という感じでした

IMG_0653_convert_20190715105937.jpg

ボスは1993年に2回出産して、計6匹を世にだしました・・。

5月に4匹産んだ後、具合が悪いので病院に行くと、1匹が産まれてこないでお腹の中で腐っていると判明し、開腹手術したその際に、「子宮の状態が悪いので、続けて産ませた方が良い・・」との獣医さんの判断で、超大型犬でしたが、12月に2回目の出産で2匹産みました・・

産ませたものの里親希望が少ないし、その後の発情も良くなかったこともあり、繁殖は止めました・・。


IMG_0152_convert_20190715205852.jpg


それから大きな病気もなく10年が経ちましたが、2003年に陰部に腫瘍が見つかり、私のベッドが真っ赤に染まる程の流血が止まらないので、高齢でしたが摘出手術をしました・・

強靭な生命力で、その後も元気に走れるほど回復しましたが、13歳になった後、寝たきりとなりました・・

ボスをこのまま北海道で安らかに看取りたかったのですが、大人の事情でそうもいかず、寝たきりのまま飛行機に乗せ、東京へと移動しました・・

先の見えない介護が1年半続き、何度も心が折れたこともありましたが、たくさんの人に見守られ、床ずれ一つもなく、眠るように逝きました・・

寝返りするのも大変だったボスが、最期は28キロになり、火葬して骨壺に入って戻ってきた時、こんなに小さくなっちゃったんだ・・と思ったら、どっと涙が止まらなかったです・・

あと2カ月で満15歳になる 2005年7月15日に大往生しました・・。

ボス・・ たくさん たくさん  ありがとう・・・  
   
               ボス 5世 14歳10カ月 逝去





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